心中寫 (2004/10)
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2004/10/30(sat)



今日は広大の心理関係の若手研究者の研究会があった。同じ心理関係の研究をしていても研究科の違いなどで日ごろは交流がほとんどなかった。この研究会は先輩方の力によって実現した交流の場で今日が第一回目。大変有意義だったと思う。懇親会も楽しく過ごせた。やっぱり人のつながり大事。

今後、私が議論の場で言えたり考えたりできたらいいなぁと思うこと
・自分だったら発表されているテーマでどんな研究をするかを具体的に
・その研究のおもしろい部分
・発展的な方向性や仮説

2004/10/29(Fri)



この2週間ようやく仕事がうまいことはかどった気がする。どれだけ成果として残るものになっているのか不安だけど、結果を気にしだすといいことないから考えないことにしよう... 形にならないことでも自分では評価してやらんとな。

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Palmを手に入れていろんなことに注意が向くようになった気がする。
Palmのよさを伝えてくださった先輩に感謝!!
早速はりきって撮った写真...うーん...

2004/10/16(sat)



論理的な物言いのできない人に限って、私のことを頑固者呼ばわりするとです

2004/10/15(fri)



人が肩書きや業績などから自分のことを判断するのは、ある程度仕方のないこと。
でも自分で自分を判断するときにも同じような判断をするようになっているとしたら、それは悲しいことのように思う。

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以下愚痴

以前rejectされてしまった論文を、コメントを参考として書き直した。書き加えろといわれたところも、その通りに書き加えて英文校閲に出した。その英文校閲は親切にもコメントをつけてくれるのだが、全体に対するコメントが"実験から言える以上のことを書かずにもっとシンプルに書け"といった趣旨のことが書いてあった。rejectのコメントにそってそうしたのに... どうすればいいのやら...

何をやってもうまくいかない日ってありますよねぇ... 最近ようやく作業ができるようになりつつあったのに今日はそんな日でした。日ごろはすんなり進む部分で妙なトラブル... こういう日はじっとしといたがいいんでしょうね。

2004/10/14(Thu)



完璧とは何かについて考えることはすごく重要。
身の程を知るのはそれと同じくらい重要。
そして今後の可能性を信じれることはもっとも重要。

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私宛に届いた書類が Nakao Takahashi 宛になっとたとです

2004/10/13(wed)



変われる人 変われない人

2004/10/12(tue)



なぜ人は価値観を形成するのでしょう... 単純に考えれば、おそらくは多くのありうる行動から、自分のとりうる(多くは適応的な)行動を、ある程度限定するために形成されるのでしょう。その価値観にもやはり意識されるものから意識されないものまであり、無意識的なものの中には社会的に常識とされているものや、本来的な欲求に合致するようなものなどがあると思います。

では人間らしさ(もしくは人間の魅力)って何でしょうか?もちろんいろんな捉え方はあるでしょうが、私は価値観を持っていること自体だとは思っていません。私はそれよりももっと限定的に、意識的な価値観を形成できること(つまり価値観を吟味できること)にあると思っています。やはり魅力を感じる人にはそれがあるような気がします。

実証的な心理学の分野において、いかに人間が無意識的に多くの処理を行っているかということが面白いトピックとして扱われています(ユーザーイリュージョンという本はまさに無意識の面白さを記述しています)。確かに面白い。"君は気づかずにこんなことをしていたよ"って直面させられたら誰でもびっくりすることでしょう。でも、そのときに面白いと感じるのはそのときに気づいた(意識できた)からです。ヒトは他の動物と違って、呼吸ができるだけでなく、どうやって呼吸ができているのかについて意識化(知識化)しています。つまり、処理や行動ができるだけでなく、その理由や機構を意識化できることが人間らしさではないかと思うわけで、その人間らしい活動の典型が研究活動だと思っています。無意識の研究している人は無意識を意識化しようとしているのでしょう。
[蛇足:もちろん無意識的な処理なしに意識などありえないと思うが、私の場合、無意識的に何を処理しているかという問いよりも、どのようにして無意識的な処理から意識が生じてくるのかということがすごく面白い問いだと思う。もちろん解明するのには気の遠くなりそうな問いだけれど...]

私は価値相対主義的な捉え方はあまり好きではありません。それはもちろん、絶対な価値感が存在するという意味ではありません。でも、どの価値観も同等に尊いとも思いません。最近よく感じるのは、価値相対的な態度がいかにも"大人"の象徴的な態度として捉えられすぎている、ということです(もちろんその価値感が法律や典型的な道徳に触れるような行動を引き起こさない範囲であれば、ですけど...)。そんな態度では自分の行動選択の基準である価値観も磨かれないし、それ以前に、意識的な価値観を構築する機会自体が与えられません。ここでいうところの"人間らしくない"人間を量産するシステムが形成されてしまいます。

それはきっと、価値観について話すと、傷つけちゃうだとか傷つくだとかいう中途半端なやさしさや自己防衛から生じる態度なのでしょう。もちろんそれで人間関係がごたつくことが多々ありますから... でも、そんな価値観の突合せ作業で人間関係がごたつくということ自体がおかしいのであって、付き合わせること自体がおかしいとは思いません。私の思うところの大人の態度とは、一部の青年たちのような価値観を磨こうという姿勢と、他者からの意見を理解し受け入れることのできる能力と器を持っていることだと思っています。

もちろん意識化には限界があるでしょう。でも、そのことが大事だというメタ価値観ぐらいは持ちたいものです。とはいっても、意識化することにどれほどの意味があるのか、それは分かりません。幸せであることを人生の最大の目標とするならば、そこに幸せを感じない限り無意味なのかもしれません。ただ私は、どうせ人間として生まれてきたのだから、人間であることの楽しみを味わい尽くせたらと思っています。だからこそ、研究者にもなりたい。今のところ、私の価値観(の一部)はそのようになっています。

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夜中に文章を書くとろくなことにはならない...

2004/10/11(mon)



ひとりで孤独に打つ勝つ方法 ・・・・・・・・・ ?

2004/10/10(sun)



歩みを止めてしまったのか、何か大切なものを貫いたのか、それが問題だ

2004/10/09(sat)



最近、散歩とドライブの頻度が上がっている
今日は大してみたくもないビデオを3本もみた

【娯楽】
失意をいよいよ増大させるひとつの工夫。
知的無力症を癒す穏やかな運動 (悪魔の辞典より)

2004/10/08(Fri)



"だれもが自分の経験だけを信じている"(Empedokles AC495-435)

言葉で伝わるものには限界があります。人と向き合おうとするほどその限界と悲しみに直面するものです。言葉で表現するのに適したレベルと思えるものでさえ、なかなか伝わらないものです。人はどこまで分かり合えるのでしょう... 

経験を与える立場にある人間の責任はおおきいです

2004年10月6日(水)

私にとって、人に何かが伝わるほどうれしいことはなく、また逆に、伝わらないほど悲しいことはありません。普通は悲しみのを感じることの方が多いのですが、最近喜びもありました。(この日記ページがその喜びのきっかけとなっていてびっくりしました。自己満足で書いている日記がそんな喜びを運んでくれるとはうれしい驚きです)
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最近、BUMP OF CHICKENのアルバム"ユグドラシル"にはまっています。私は音楽は好きだけど、曲を評価できるほど音楽を分かっているわけではないので、大概、好きになる曲には詞がいいという共通点があります(もちろん曲も好きだと思ってきいてますけどね…)。このアルバムは私にとってまさにそんな曲の集まりという気がします。久々にはまるアーティストを発見しました。ちなみにBUMP OF CHICKENは「臆病者の反撃」とかいう意味らしいです。
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私は相撲をみるのが好きです。優勝争いに絡んでも、成績が振るわなくても、どんな状況にある力士も口をそろえて言う台詞があります。"一日一番。一生懸命がんばります"
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以下、19の"すべてへ"より(作詞326)
  風が吹かない そんな場所でも
  ぼくたちが走るなら 感じる事が出来る
  吹くだろう風 なんて待つなよ
  無いものをなげくより つくればいい 風だって…

2004年10月4日(月)

私の場合、遠くまで飛ぶのには1歩1歩踏みしめた助走が必要なようだ。
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今年もやはりこの時期に急に寒くなった
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イチロー選手の以下のコメントにはグッと来た。まったくそのとおりだと思う。勇気がでた。

「(春先のつまずきに関して...)野球っていうのは、無駄なことを考えて、無駄なことをしないと、伸びない面もありますから。だから、決して(回り道になったとは)思っていないです」

「今シーズンに限って言えば、チームが勝てない状況が最初から続いて、そこに身をゆだねることができなかった。自分の中からモチベーションをつくり出していかなければならなかったですし、ただそれっていうのは、これまでもやってきたことなので、人が心配するほど大きな力はいらなかった。今シーズンここまで来て思うのは、プロとして勝つだけが目的ではないということ。これだけ負けたチームにいながら、最終的にこんな素晴らしい環境の中で野球をやれているということは、勝つことだけが目的の選手だったら不可能だったと思うんですよね。プロとして何を見せなくてはいけないか、自分自身が何をしたいか、ということを忘れずにやらなくてはいけないということを、自分自身が自分自身に教えてくれたような、そんな気がしています」

「あまりにも、大きさに対するあこがれや、強さに対するあこがれが大きすぎて、自分の可能性をつぶしてしまっている人がたくさんいる。そうではなくて、自分自身の持っている能力を生かすこと、それが可能性を広げることにもつながる」

2004年10月2日(土)

やっぱり季節の変わり目はいいもんです。具体的にではないけれど昔の思い出みたいなものが思い出される感じがします。何はなくとも心が豊かになった気分です。

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