心中寫 (2005/3)
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2005/03/28(mon)



いまやっていることが力や形になるのは2,3年後...
存在としての価値が評価されるだすのは2,30年後...
今の私にはそれくらいに構えて動くのがちょうどいいようだ.

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投稿してた論文のコメント読んでへこんでたけど,「初めての心理学英語論文」っていう本みてたら,自分の置かれている状況はありふれたもんだということがよくわかった.

2005/03/25(fri)



条件付けの原理に負けないように目標を持ち続けること.
それが意識の役割の一つなのかもしれませんね...

2005/03/24(thu)



研究者にはタフさが不可欠とです.

投稿していた論文がようやく帰ってきました.催促したら1人のレビューアーからしかコメントがきていない状態でもどってきたとです.初めてリジェクトを免れました.でもコメントを読んでるとやっぱりへこむとです.

2005/03/20(sun)



- 理解なんてものは概ね願望に基づくものだ
- 人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない
  肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだ
(イノセンスより)

2005/03/19(sat)



認知心理学では人の心を客観的にシステムとして捉え理解を試みる。心の主観性は無視されている。このことは問題ではあるが,面白い部分もあると思う。

 例えば,青年は人生の意味や自分の存在意義などについて悩み,何が正しいのかわからなくなったりする。悩むのはとてもつらいことだ。そんな彼らに認知心理学で明らかになってきた知見を知らせることで,自分自身を客観的にみることができるようになるかもしれない。自分の置かれている状況(悩みが生じる理由,悩みの先にあるもの,悩みがあるのは自分だけではなく必然であることなど)を知ることで,漠然とした不安の伴う悩みを,焦点のあった問題にかえることができるかもしれない。

(もちろん青年に伝えることでこのような効果を生むような知見はまだ少ない。でもそれにつながなる仮説をたてることができるレベルにはあると思う。私は将来,なるべく確かな知見を集めて青年向けに本を書けたらと思っている)

(以下,これまでに明らかにされてきた知見と私見を含む) 
 青年期に悩みが生じる理由のひとつは進路決めなどといった社会的要請によるものだ。進路選択を含む社会的行動の選択には複数の選択肢が伴う。これは単純な論理思考だけでは収束しない問題だ。つまりは明確に正解なんて決まっていはいない。そんな収束しない問題の解決には,とりあえず収束させるための情報(基準)が必要となる。(子どものころから与えられた基準に何の疑問もなく従うことができれば悩みは生じないだろうが,さすがに青年期になると知識も増え,その基準が絶対的なものではないことに気づく。)この自分なりの基準探しが青年期に必要となる作業であり,悩みの種だ。(答えがないことを憂いてしまうこともあるかもしれないが,要は自分で決めていいってことだ)
 このような理由によって悩みが生じる以上,悩みが生じるのは必然だ。特定の個人にのみ降りかかるものではなく,人である以上,乗り越える必要のある問題だ。悩みの末に,行動選択のための基準が獲得され,社会の中で特色ある個人としての行動選択が可能となる。

 ではどうすれば自分なりの基準を探せるのか・・・動くことだ。より正確には動きながら考えることだ。人は自分で思っているほど自分のことは理解できてはいない。他者を理解するのと同じように,自分が置かれた状況とそこでとった行動から自分を理解する。そんなプロセスから自己知識が形成され基準となる。つまりは経験が必要なのだ。悩みだすと活動性が低まるが,解決を目指すのであれば動いて自分をいろんな状況に置き,自分の反応を観察した上で考える必要がある。
 行動選択のための基準を得るために行動するというのは再帰的な感じもするが,要は基準を意識化するということだ。行動選択の傾向はすでに存在するが,それを明確に意識化し精緻化することによって高次な社会的行動の選択に利用可能な基準となる。そして意識化することで基準の修正も可能になる。

2005/03/18(Fri)



自分よりも優れた人間がいることを具体的に実感できる状況にあるのは
とても幸せなことだと思う

2005/03/17(Thu)



人と話をすることで、硬化している自分の考え方に風穴をあけることが出来る。いろんな人のおかげで最近そう実感することができてきた。

単純に迎合するのはどうかと思うが、自分で研ぎすましてきた価値を伝えるためには、周囲にあわせる努力もしていくべきだ。はじめから自分なく世の流れに乗るのとは訳が違うのだから、安心して伝えるための努力をすればいい。

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