心中寫 (2005/4)
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2005/04/30(sat)



授業をさせてもらう際に気をつけていることはいくつかある.その中でも重要なのはやはり,聞いてくれる人におもしろいと思ってもらえるようにすること.授業はおもしろくなくては伝わるものも伝わりにくくなる.でも,もちろん,ただおもしろいだけではいけない.ちゃんとした知識を伝えていかなければ意味がない.聞き手のことを考えて伝えたいこと,伝えるべきことを話すのと,聞き手に媚びるのとは全く違う.今年もいろんな次元でのバランスに戸惑いながら授業をしていくことになるのだろう.それでも去年よりはよかったと自画自賛できるようになれたらと思う.

2005/04/29(fri)



“作った船に!!!男はドンと胸を張れ!!!!”(ONE PIECE 37巻p204より)

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だいぶ回り道をしてきた.おかげで,前にとったデータの論文の改訂作業が未だに繰り返されている.そのデータをとったときよりも,少しはものがわかるようになってきた分,その実験の欠点もよくわかる.しょぼいなぁともおもう.

でも,自分でとったデータだ.なるべく多くの人に意義がわかってもらえるように論文化したい.そのためには自分で価値を否定しきってはいけない.欠点を知っていても意義に目を向けれるようにしなければならない.

反省はいい.でも,人が何と言おうが,自分がやってきた仕事に誇りを持てなくなってはだめだ.その仕事の最大の理解者は自分だ.自分が見捨ててしまったら,その仕事は二度と報われることはない.

2005/04/23(sat)



以前よりだいぶ,人の違いを楽しめるようになってきた

2005/04/22(fri)



先週の金曜日から非常勤講師として看護学校で心理学の講義をさせてもらっています.2年目です.本当にいい経験になります.去年よりはだいぶ慣れました.授業をするのはとても楽しいです.

私が研究者になりたいと思っているのは,知りたいことがあるためです.でも私はそのことだけに喜びを感じる人間ではないようで,何かを人に伝える作業にも喜びを感じます.将来いろんなことがうまく回ったら,自分が教育者として関わった人と共同研究ができる,といった素敵な状況にも巡り会えるかもしれません.私の知りたいことを知るには自分の力だけでは不十分ですし...

ばあちゃんがよく言っていました.“教師と泥棒は3日やったらやめられん...てばい(らしいよ)”と.ばあちゃんの姉ちゃんが言ってた台詞だそうです(もちろんその姉ちゃんの職業は泥棒ではない方です).

2005/04/21(thu)



科学者は正しいことだけを言う存在ではありません.
比較的正しいことを言おうと努力する存在です.

と同時に開拓者です.なので間違っているかもしれない仮説でも自分が正しいと思えば大きな声で言うべき存在です.

正しいことだけを言うのが科学者だと思っている存在はおそらく,そういう意味で科学者とは呼べないでしょう.

2005/04/20(wed)



妙に達観したような態度はきと,とらないほうがいい.

検証できそうもないからといって,議論することの意義まで否定しまうような態度は科学者としてとらない方がいいんだ...

2005/04/19(tue)



あらゆる価値観を認めることはできないだろうけど,理解できるくらいの柔軟性は持っていられたらと思う..

2005/04/16(sat)



受けた教育を超えられる人,超えられない人

2005/04/15(fri)



車に乗って信号待ちしていたら,某中学校の家庭科部の方たちが,各ドライバーに手作りの交通安全お守りを配っておられました.私も頂きました.その中学生はとてもいい笑顔でした.

2005/04/11



自分を含めた人を許すことと,あきらめることは同じことだと思っていたけど、
最近そうでもないような感覚を覚える

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