心中寫 (2005/7)
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2005/07/29(fri)



ようやく次の実験に手をつけることができそうだ...久々の新しい実験です.

私の場合,実験始めるときはいつも,わくわく2割,不安8割です.今回は特に前の実験の追試も兼ねているので, 結果が出てもらわないと困る部分があるし... 
でも結果が出た後の,いろいろと妄想が膨らむ時期が好物なので,不安だけど実験やらねば... 

失敗しても前に進んでると思ってがんばります.
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大学の夏休みはじめと同時の8月1日から始めるので,実験協力者の人数が少なそうです...  協力してやってもいいという方がいらっしゃいましたらぜひお願いいたします(30分弱でお菓子がお礼です).

2005/07/24(sun)



笑いたい奴には 大きな声で 笑わせておいた方がいい
いいフィルターになる

たまには 奴の話を聞くのもいい
でもたまにでいい

意味などないと悟った上で
求めてもいい 

分からない人には教えてもいいが
自分で探せと突き返すのもひとつだ

つらいのならば あきらめてしまっても悪くはないが
感じるものが減るようであれば やめた方がいい

人生にテーマを設けてもいいが
ただ喜びを積み重ねていくのも悪くない

こだわるべきだし,こだわらないべきだ

死んでもいいが
生きていてもいい

たまには外に出た方がいい

2005/07/23(sat)



痛かった... 左下の親不知抜いたあと10日間,これまでに経験したことないほどのものすごい痛み... 冷たすぎるかき氷でしみたときの痛みの数倍の痛みが,耳の奥からあごの先にかけて10日続く感じとでもいいましょうか... 眠れずに夜中一人泣いておりました... 経験のある方にはよく分かっていただけると思いますが,経験のない人からみたらただの弱音に聞こえるかもしれません... これで私も少しは人の痛みへの理解の幅が増したかしら...

2005/07/03(sun)



人にインスピレーションをもたらすような論文を書きたいものだ.この前ようやく受理された論文や,審査後に修正して提出している論文は,今思えば面白味に欠ける論文だったかもしれない...とりあえず受理されることが大事すぎて(英語力のなさもたたり),いっぱいいっぱいで面白みについてまで考え切れてなかった気がする.

でも少し前に投稿しなおした行動実験の論文*1,査読後の修正を行っている最初のfMRI論文*2,投稿中の2本目のfMRIの論文には,私なりにおもしろいと思える記述を入れることができたのではないかと思う.それが受理されるかは分からないけど...(もしダメだったとしても)そういう論文を書こうという姿勢は忘れないようにしたいと思う.

すべき作業がたまったりすると,いつの間にかその作業をこなすことが目標になりがちだけど,丁寧にこなせていけたらと思う...
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*1 査読者に論文を渡す前に,編集者が不採用を決めてしまったという,私の最速不採用記録を作った論文.でもその主な理由は,その論文が基にしている私の論文が査読中で,評価のしようがないというものだった.その論文はこの前ようやく採用されたものだったのでチョコチョコと書き直して再投稿した

*2 SPM2で分析し直したら結果がかわってしまったもの.でもその結果は,2本目のfMRi論文(現在査読中)の考察に書いてみた内側前頭前皮質の機能についての考察と一致するものだったので,またその考察を書いてみることにし

2005/07/02(sat)



何をすれば成功するのかは世の中の評価システムに注意を払えば大体分かるだろう.例えば,認知心理学の分野では,日常的にありそうなポップな心理現象を,妥当な手続きを用いることによって反応時間や記憶成績などに反映される新たな心理現象として学問の文脈に乗せることは,一つのトピックメーキングな研究として高い評価を得ることができる.

世の中の評価システムを見れば分かるので,その基準に沿って成功することのみに集中して生きている人からでないと得られないものって,そんなにない気がする.

その人なりの視点,問題意識,こだわり...それらは成功のためだけを考えたら足かせでしかないだろう.でもそんな人が成功できたとすれば,私はその人から多くのことを得ることができると思う.

成功だけを求める方法と,足かせ(こだわり)を持ちつつ成功する方法はおそらく違う.なので,成功だけを求める方法は,足かせを持ちつつも成功する方法を知る上では,さほど参考にはならない.強く優しい人間になることを目指している人は,ただ強い人,もしくはただ優しい人,の態度はあまり参考にならないだろう.どうすればその2つの性質を同時に獲得できるかが問題なのだから.

ただ世の中の基準に沿って成功した人が語る強者の理論は不快なだけだ.こだわりを持ちつつ成功した人の語る強者の理論には説得力がある.こだわりを持っていたがために成功できなかった人の語る弱者の理論には耳を傾けられることもなかろう...(この一文が将来の自分の首を絞めることにならないことを願う...)

もちろん何を成功とするかは議論の余地あり

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