2006/08/25(fri)
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自分の作品(論文なり何なり)を作り,他者に伝え,その評価を得る,というプロセスには,いくつかの異なる目標とそれに続く道とがあります。そのため,(論文であれば),同じ雑誌に投稿し,1つは採択され,もう1つは採択されなかったとしても,それらの目標が異なったものであれば,どちらに価値があるのかは一概に測ることはできません。
評価を得ることのみを目標とした場合には,評価を得やすいものを作れば評価されます。多くの流行歌がそうであるように。(いうまでもなく,作品を作り続けるには,この目標は達成すべきもの。CD売れなきゃバンド解散。)
評価を得やすいものではないが,自分のオリジナリティの高いものを認めてもらう,という目標を持っていれば,単に評価を得やすいものを作り続けても仕方がありません。オリジナリティの高いものを生み出す力と,それを世の中に受け入れてもらうための工夫とが必要になってきます。
(新しい笑いで笑ってもらえるにはやり続ける必要があり,時間がかかるらしい。でも新しい笑いを追求しすぎても,一生笑ってもらえないのだろう...)。
認めてもらえやすい社会に伝えるのか,認めてもらえにくい社会にも伝えるのか,ってのもまた分かれ道でしょう。例えば,日本の歌や笑いは日本で受け入れられやすいけど,海外ではちと...。伝えたい先が日本国内であれば日本の人々に伝えればいい。でも,伝えたい先が日本にとどまらないのであれば,もしくは,伝わりにくいということ自体から何かを得たいのであれば,海外に伝えようとしなきゃいけない。
何を誰に伝えるかということについて,どの目標を選んでどの道を進むのかは好みかなぁ。。。でも段階的になっている気もするけど。。。
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